ANDANTE

歩くようなはやさで、すきなきもちをのこしておきたい場所

いまさら濱田崇裕 10000字ロングインタビューのこと①

先日の広島公演に参加しました。福岡公演は泣く泣く留守番組です。
コンサートより仕事を取れる心の余裕ができた自分を褒めたい。というわけで、ホール公演は広島で見納めでした。

 

『Time goes by』でメンバー横一線に並んだ空間で「後悔してばかりのあの日を消して」と伸びやかで強く優しい声で歌う濱田くんのあとの「目の前にある大切なものに気づく時は来るさ」というユニゾンの流れに、なぜか私の涙腺が思い切り緩み、視界が歪んだ。泣いていた。

 

今、濱田くんがナチュラルにジャニーズWESTのメンバーとして存在していることは、必然であると同時に奇跡だ。濱田担になった当時は、色んな意味でこんな未来を想像することはできなかった。

 

ですが、「目の前にある大切なもの」として確かに存在するジャニーズWESTという存在が尊くて愛しいことを改めて実感しました。

 


こんなに素敵な居場所を見つけた濱田くんを見ていると、改めていろんなことがあったと走馬灯のようにジュニア時代のことが過った。そして10000字インタビューの感想メモが携帯に眠っていたことを思い出す。せっかくブログはじめたんだからここに残しておけばええじゃないか、と思ったので(手直しして最低限人に読んでもらえる体裁にした上で)書き残しておきたいと思います。

 


濱田くんの10000字インタビューを読み始めた時、冒頭の大晦日当日の話だけで、ものすごくエネルギーを使った。

東京ドームで発表を聞いたとき、涙も出ず真っ白になって公演の記憶が飛んだ自分自身の体験がフラッシュバックした。

 

”世界中でひとりぼっちになったみたいな感覚”


この言葉で当時の心境を表現した濱田くんですが、たぶん濱田くんにとってこの感覚は初めてじゃない。濱田くんは、数年前にも大きなものを失って”ひとりぼっち”になっている人だ。


「正直、僕は終わったって思いました」と濱田くんが思ったことは、おそらく人として当たり前の感覚で、それを責める権利なんて誰にもない。濱田くんが「終わった」と思ってしまうほどのことが起こってしまったという事実が、ただただ悲しかった。
濱田くんに諦めないでとスイッチを入れてくれた藤井くんには本当に感謝している。

 

 

 

私自身の話をすると、東京ドームという空間の中であの発表を聞いても、涙は流れませんでした。気を張っていたのかもしれないけれど、たぶんこの状況をよく理解ができていなかったのだと思う。

 

帰宅して事務所のサイトに関西ジャニーズJr.のメッセージ動画がアップされていたことに気づいた。現ジャニーズWESTの7人だった。

 

映像はありふれたごく普通のものだった。当たり前の彼らの姿。今じゃ内容も思い出せないくらいに最高にくだらなかったと思う。

 

 

 

引くくらい、泣いた。
声をあげて泣きじゃくった。

 

・・・これを、失うということなの?

 

そう自問自答するうちに、どんどん膨れ上がる喪失感と孤独感に泣いた。

 

 

 

悔しいとか悲しいとか怒りとかじゃなく、さみしかったんだ。ずっと関西ジュニアの担当をしていた私にとって、デビュー後の世界なんて未知でしかない。ただただこれから彼らが別の道を歩むということが信じられなかった。特に、桐山くんと中間くんが濱田くんのもとからいなくことが受け入れられなかったんだと思う。また濱田くんはひとりぼっちになるのか、と。

 

「世界中でひとりぼっちになったみたいな感覚」は思い返せばそれは私自身の心境を表現することにおいても的確な言葉だった。

 

 

ジャニーズにはいった経緯とか入所時のことは、大体自分の記憶と答え合わせをしているような感覚でしたが、特筆すべきはダンス教室をやめようとしていた濱田少年が当時好きだった子のおかげで、濱田少年はダンスを続けている。私はその女の子に菓子折りを持っていきたい。理由はこの記事の通りである。

 

 

事務所をやめようと思ったときの話。
濱田くんが高校3年生のときと書いてある。ちょうど私が濱田くんに出会った頃かそれより前じゃないかと思う。

 

「やめる勇気がなかったんですよね。」
理由が、ものすごく濱田くんだった(笑)なぜなら、自分が勢いよく濱田担になったときには、濱田くんが今後どうなっていきたいのかという明確なビジョンが伝わってこなかった。でも、それに幻滅していたわけではない。私も、「とりあえず濱田くんに会うの楽しいから別にいいや~」という幻滅以前の問題だったからである。

 

 

それからいろんなことがありましたが、私は「濱田くんが事務所を辞める」と思ったことが一度もない。「あの時」ですら、辞めるとは思わなかった。でも不安は山ほどあった。立ち位置・仕事量・役付き・カメラに抜かれる回数・名前の序列などにはどんなときも敏感だった。

 

「濱田、やめるってよ」の噂が出た時も、まわりの人には「松竹座行く回数増やしたほうがいいんじゃない?」とか、いろいろ言ってもらったけど、辞めないと確信していた。濱田くんがステージに立つ姿が全ての答えであった。そんな噂を流す人たちと比べれば、自分のほうが絶対に濱田くんのことをちゃんと見ている自信があったし、「意地でも辞めない」と決めていた濱田くんの気持ちは、しっかりとステージパフォーマンスとして届いていたことをずっと忘れないでいたい。

 

BOYSのことを書くと長くなりそうなので…取り急ぎここで切ります。

 

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(追伸)こっそりaskを始めました。サイドのリンクからも飛べます。

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